2006年07月04日

梅雨の晴れ間の月(正常と異常の見極め?)

認知症正気になれる時のあり梅雨の晴れ間や月の光りぬ

「正常と異常の見極め」このキ-ワ-ドで来た人はどこで正常と異常が見極められるのか、それが悩んでいるのか知りたいためだろう。認知症のまだらボケの状態というのは本当に初期の軽度のうちはわからない、一時的な妄想状態から暴力のときは異常がはっきりしていた。妄想は正常にはありえないことを信じて言うからである。それは正常の人には通じない世界だからはっきりしていた。では今妄想がなくなり暴力もなくなりどこが異常なのかというと話もそれなりにわかるし会話もそれなりにできる。異常と感じることは忘れることがひどいこと直前にしたことを忘れることや認知症の場合、理解力や知能が低下することなのだがこれもどこまで知能が低下しているのかその見極めがむずかしくなっている。銀行のことやその他話して理解力がなくなっていることがある。銀行の定期の切り換えなどはむずかしくてできない、年金を下ろすことは通帳とハンコが一時なくなったが出てきたのでできるようになるかもしれない、認知症のむずかしいのは正気のときが確かにある。それはかなり重度でも正気になっているときがあるらしい。そのときちゃんとわかっていることをしり施設でもびっくりするとかあるらしい。だからボケを装っているドラマがあったのもわかる。

こうした精神の病気で病識があることはかなりいいことである。自分が忘れたことを忘れたと思わないから他者が盗ったとか他者に対して自分が忘れたのにそれを指摘すると怒っていたのである。ところが自分が病気で忘れる、バカになって忘れると自覚するようになると対処しやすくなるのだ。自分が忘れること、自分が馬鹿になって忘れることを自覚することは馬鹿ではない、正常な人間でも自分が愚かで失敗をするとか俺は愚か者だ、馬鹿者だと自覚する人間は愚かではないのだ。ソクラテスも知らないと自覚する人が智者だと悟った。みんな知らないのに知っていると思い込んでいるのだ。だからよくよく対話するとわかっていないということを知ったのである。

罪の問題でも罪を自覚する人間は悔い改めて天国に行くこともできるが罪のなんたるかを自覚できない人間は救いようがないわけである。殺人を犯しても俺は大変な罪を犯したと自覚できない人もいる。罪を自覚できる人間は高度な人間なのであり救いがありうる。親鸞が千人を殺して見よと言ったのは人間の罪を心から自覚して見ろということである。人間は罪人なんだけど普通、自分が罪人だと自覚していない、みんな自分もふくめ善人だと思っているからだ。娼婦が自分は罪人だから救われますかと主キリストに問うたとき救われと言ったのもそのためである。こうした人は重罪人でも人間的に優れた人ではないか?なぜなら娼婦がみんなそう思っているわけではないし現代ではやむをえざる事情ではなく単に金が欲しくて娼婦になっている人がいくらでもいてその人たちに罪の自覚などないだろう。罪を自覚しうる人は優れた人でありまた罪は他者から自覚させられないと自覚できないものでもあるのだ。人間の愚かさもそうである。宗教家で優れた人は犯罪も犯さないし何も外から見て罪も犯していないのに罪人だと深く自覚した人であることでもわかる。罪を深く自覚すること愚かだと自覚することは高度に人間的に優れた人なのである。

ともかく梅雨の晴れ間に月が光るように確かに認知症には正気のときがあることが不思議なのである。

この記事へのコメント
初めてコメントさせていただきます。
私の母(76才)も認知症で妄想などがあり、先月入院して治療をはじめました。
ボケが進んだと思う時もあれば、びっくりするくらい正気な時もあります。
本当に認知症は不可解で回りは困惑しますね。
認知症に関する記事、とても参考になります。
Posted by 華子 at 2010年09月15日 12:08

認知症は医者に行ってもわからないし
相談するところなかった
自分も即座にインタ-ネットで対処方法など
調べました、それなりに役立ちました
やはり一番役立つのは体験者の話でしょう
認知症は個々に対応が違うから介護は本当にむずかしいです
Posted by プログ主(小林) at 2010年09月15日 13:06
今日午後8時からNHKの「ためしてガッテン」で、認知症の介護について
の話があるらしいです。
私はさっき知りました。
ご存知だったかもしれませんが、一応ご連絡させていただきました。では
Posted by 華子 at 2010年09月15日 15:34
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